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ボケてはいるが、かすかに眼が覚めた。俺は目を擦りながら、聞き覚えのある声を耳にする。
『まさか！』
トッシュとごっちゃんが俺の部屋に入っている。
ごっちゃん：『バンコク来ちゃいました～！！！おはよう！マッシュ』
俺：『マジ、ごっっちゃんだよ。夢かと思ったよ。まさか、あの行動力に欠けるごっちゃんが、目の前にいるとは！』
確かに、俺は夢を見えているかと錯覚した。何せ、ごっちゃんは、土産話だけで満足するだけで、バンコク遊びを誘っても行動しないし、パスポートも取得する気配も無い。
『やっぱ、俺見たいなチキンは日本で充分なんだよね』
『やっぱ、俺はいいよ～君らで楽しんで行きなよ？』
な～んて、言い続けて、かれこれ5年は経過しているだろう。何時でもバンコクへ行ける体制を保ちながら、実にもったいない限りである。ごっちゃんは大人の遊びを知らないのだ。というより、仕事熱心の余り、時に羽を伸ばす機会すら忘れているのだ。
そんなごっちゃんが一大決心して、バンコクに今回、登場した訳だ。理由は単純明快に『やっぱ、一度は遊ばないとね～』であったが、なぜ、その発言が今まで出てこなかったのかが不思議である。
まあ、ともかくして
俺ら4人は、こうしてラマ4通りのカルフール近くにある日本人ゲストハウス『民宿・日の出』で再会する事となった。
ごっちゃん：マッシュ、ごめんね。昨日はさ、なんか飲み過ぎちゃって、そのまま寝ちゃったよ。
俺：まあ、今日、その分遊べばいいさ。
ごっちゃん：少ない期間ですが、色々と魅惑の遊び方を教えて頂けますよう、どうぞ宜しくお願いします。
俺：なんだよ。ごっちゃん。腰が低過ぎるんだよ。もっと、フランクに行こうぜ♪
ごっちゃん：マッシュ、腹減ってない？俺、腹減っちゃったよ。朝6時に起きて、ビール1本飲んでから、何も食べてないんだよ。
トッシュ：ごっちゃんがさぁ～。『ライター貸してくれ』って、朝6時に叩き起されたよ～。
ごっちゃん：早寝、早起きは重要だよ。健康的だしね。
トッシュ：ごっちゃん、ここはバンコクだぜ。早寝、早起きは必要ない。わかるかい？
ごっちゃん：そうだよね。よ・よ・夜遊びしないとね。アハハハハ！
ごっちゃんは酒飲んでも、早起きで、しかも大の酒好き。アルコール中毒では決してない。特に休日の場合は、朝起きて、一杯、歯を磨く前に一杯という感じで、飲むペースが実に速い。ごっちゃんの場合、のどの渇きを潤す最適な飲み物は、ミネラスヴォーターとか、スポーツドリンクではなく、ビールなのだ。
俺：よっしゃ！ごっちゃんも来た事だし、今日は楽しいぞ！飯でも行きますかな？
西君の部屋に行って、みんなで揃ってカルフールのフードコートで朝食だ。4人テーブルに座って、学生時代の学食を思い出させる風景だ。俺の朝食はコレ↓
バーミーヘムとカレー風味のチキンライス。フードコートのメニューとは言え、美味しい。特にこのカレー風味のチキンライスは、何回食っても飽きない。全部合わせて70バーツなり。
ごっちゃん：いやあ、タイ飯って上手いね。この混ぜ混ぜごはんなんか、最高♪うん、うん、上手い。
トッシュ：これ少し食ってみん？上手からさ。
ごっちゃん：うん。すげぇ～上手い。マッシュ、あのさ～、ごはんも美味しいけど、お・お・女の子の方がもっと美味しいんでしょ？
俺：ペロペロ♪
ごっちゃん：わははあはは。出ました！マッシュ得意のペロペロ！久しぶりにそのペロペロ音を聞きましたよ♪
旨い飯を食べながら、昨日の出来事や、俺の聖戦した美女達とのエピソード、ゴーゴーバーやテーメー、タニヤの事を丁寧にごっちゃんに説明した。話を聞いて、一気にテンションが上がり、スパークするごっちゃん。
ごっちゃん：早くアムステルダム行きたいな。もう行こうよ？
俺：ごっちゃん、まだ早い。午後16時に行こう。
トッシュ：まず、目馴らしにナタリー行こうよ？
西君：そうだな。まずは日本人御用立のナタリーに行ってから、アムだな。
ごっちゃん：何か、興奮してきました。うへへへえへへえへへ♪
俺：ペロペロ♪
ごっちゃん：ペロペロペロペロ♪ガ～ッペ！！！！！
俺：あははははっは。それは違うよ。
ごっちゃん：すみません。すみません。失礼しました。
しかしこのごっちゃんの発した『ガーッペッ！』は、後に大きく影響してくるとは、この時は、まだ、ごっちゃんは、想像だにしていなかったのである。詳細はごっちゃんの事件簿でお楽しみに。今回のキーマンは、紛れも無く、ごっちゃんです。
朝飯を食べて、時間があるので、俺達はタイマッサージ屋に行った。ごっちゃんもタイに来たら、このタイマッサージを受けてみたかったので、エンポリアムまでタクシーで4人向かった。
そんな訳で、エロく、楽しく、素晴らしく、最高な男4人の修学旅行が始まった・・・・・
▼貴方の聖戦ライフに欠かせない頼りになる代物！
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