バンコク・マカオへ極嬢を追い求めて・・・

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リオを出たあと、どうしても立ち寄ってしまうバカラに潜入するが、乗客率120％ってトコ。空いている席なんてなく、バーカウンターは立ち見でいっぱいだ。圧倒的な人気度を誇るバカラ。落ちる気配すら感じさせないゴーゴーバーの勝ち組だ。





状況を察して、バカラを出ることにした。





デジャブ前のテラスで空いているテーブルに座って、喧騒とした中で、手帳とペンを取り出し、マッシュ日報をつづる事にした。素晴らしき魔都バンコクのこの如何わしい雰囲気がいいよね。









スラスラ書き綴っていると、可愛らしいコヨーティが声を掛けてドリンクのオーダーを促す。タダ座りはＮＧだろうし、カンパリオレンジをオーダーした。





コヨーティー：何書いてるの？

俺：バンコク旅行の日記だよ。

コヨーティー：ふ～ん・・・・・





邪魔しては悪いと思って、彼女はにっこり笑った後、呼び込みの仕事に戻る。







日報を書き終え、折角だから中を覗く事にしてカンパリオレンジを持ってデジャブへ潜入する。店内は、そこそこ客が入っていてファランが7割、日本人が3割ってトコだ。空いているテーブルに案内されてステージを眺める。ステージ上ではシースルー姿のゴーゴー嬢が踊っている。





俺の隣の若い大学生風の日本人2人組は、『ここもブス揃いだなぁ～。バカラに行くか？』なんて相談する声が聞こえる。






しばらくしてコヨーテ嬢とダンス交替タイムとなった。ビジュアルが格段に向上する。ホットパンツ姿で側面に張りめぐらせてある鏡を見ながら自らのダンスチェックしながら元気よく踊っている。





大好きなピットブルの曲が流れたので、思わずリズムを切りだし始めた。



Yo no quiero agua！ yo quiero bebida♪

Yo no quiero agua！ yo quiero bebida♪

Yo no quiero agua！yo quiero bebida♪

Yo no quiero agua！ yo quiero bebida♪









コヨーテ嬢のダンスを眺めながら美味しいカンパリオレンジを嗜んでいると何度も視線が合うコヨーティーちゃんが気になり始めた俺。得意のガン見合戦がスタートする。ゴーゴー嬢と違って、『隣座っていい？』合図が無いのがいい。




うん♪なかなか可愛いじゃん♪照れる事なく、元気に踊っているのでグッドサインを彼女に示してあげた。





コヨーテダンスが終了するとその子がすぐに来て、隣に座りたいようなので一緒に飲む事にした。







俺：名前は？

コヨーティー：ジェーンよ。貴方は？

俺：マッシュだ。何か好きなもの飲んでいいよ。

コヨーティー：ありがとう♪






彼女は酒ではなくコーラを頼んだ。お酒飲めない子って可愛い。カンパリオレンジなら飲めるだろうと一口あげたが顔を渋める。そんな顔も可愛らししい。彼女の腰にさりげなく手を廻して、訪れた場所や日本での生活などオープンに楽しく話した。専ら彼女含めコヨーテ嬢を楽しませるのは下ネタに尽きる。





ジェーン：きゃはははは。タルング！

俺：あはははは。男はみんなそうだよ。





彼女と『アッチ向いてホイ！』ゲームをする事にした。彼女が勝てば50バーツ、俺が勝てばキスというフェアなゲームだ。結果、2勝3敗で俺の惨敗。キスは1発がほっぺ、最後の1発はリップキスだ。






盛り上ってきたところで、得意の手品をやる事にした。これは俺にハンデをつけて、彼女が見事に当てれば100バーツにした。






俺：さぁ～。コインはどこかな？

ジェーン：ココでしょ。

俺：開けてごらん？

ジェーン：お～ィィィィ！！！何で？！

俺：ここだよ♪

ジェーン：おォォォォ！！！もう一回やって？

俺：いいよ。







ジェーンからのキスを2回、美味しく頂きました。いつもの事だが、俺のゴーゴー遊びの楽しみ方の一つだ。ジェーンが友達を呼びつけたので、仕方なく1回だけ披露。みんなビックリしてしきりにアンコールするが、いい感じに引っ張りつけたところで、退散する事にした。






最も女をじらす事が大好きであるが故。マッシュ流『去り美学』にある。






彼女らは俺の手にしがみついて帰さないようにするが、







俺：また明日ね。今日はコレまで。バイバ～イ♪








会計を済ませてジェーンには200バーツのチップを渡した。ジェーンとその友達に入口まで見送ってもらって






ジェーン：また明日ね。

俺：また明日ね♪おやすみ♪







怪しくも輝かしいネオンの中に包まれている俺。時計を確認すれば、もう0時過ぎだ。







さてと・・・・







孤高の一匹狼であるマッシュは、交流を求めてクラブClimaxへと向かっていく。フランクなファランはすぐに友達になれるからバンコクのクラブ通いは一人でも楽しい。







とはいえ、ここはバンコク！可愛い子ちゃんが居れば、もう、これとばかりね。







街を包む・・・Midnight fog・・・・

孤独なシルエット・・・動き出せば・・・・

それは・・・紛れもなくヤツさ・・・・・






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