バンコク・マカオへ極嬢を追い求めて・・・

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バビダンを出て、トッシュが携帯を取り出す。




トッシュ：西から何回も着信あった。電話してみるよ




電話がつながり、再度、タニヤプラザ入口で待ち合わせする事にした。





タニヤプラザに着くと、西君が煙草をふかして、夜のタニヤ街にたそがれていた。中々、様になってカッコイイぜ！西君！





トッシュ：よぉ！西！どうだったよ？

西君：いい子だったよ。気持ちが伝わってくるよ。ショートで3000だったけど、全然悪くない。

俺：その子は？

西君：家に帰った。なんか、車持ってるみたいで、明日、デートしようって誘われちゃったよ。寺巡りは勘弁だぜ。丁重に断って、また店に行くって言っといた。彼女の写真撮ったから見る？

トッシュ：さすが西！うぉ～、美人系だね。キスしてぇ～！！！！！

俺：やっぱ、金●さんに似ているよ。美人だね！





西君との2ショット。いい感じに決まってるじゃん！さすが店長！最高です！








西君は日本でも女にモテモテで、不自由は無いのだが、やはり、このバンコクの魅力に取りつかれている。彼の言うセリフは、決まって、こうだ。




『まあ、基本的にタイは日本人が好むよね！』


『巻き巻きしているヘアスタイルが好きなんだよね！』







西君：これから、ナナ？テーメー？どうしょうか？まだホテル帰るの早いしね。

トッシュ：テーメーに行きたいな？

俺：じゃあ、テーメーに行こう♪

トッシュ：ソム姉さん、いるかな？俺、振られて、ショックです。

西君：あはあはははは。ヤッチまえば、関係ねぇ～よ。てか、ソムって誰？

俺：たぶん、顔見れば、わかるよ。西君好みだと思うよ。

西君：マッシュ、一度、ヤッタんだろ？

俺：そうだが・・・・・ただ一点だけ問題があるんだよね・・・・・まあ、とりあえず、テーメー行こうよ。

西君：なんだよ？その1点っていうのは？







厳密に言うと2点ですね。絶対、西君が好きなタイプだね。





バンコク初日のトッシュと西君は、ハイテンションになっている。その気持ちよくわかるよ。ここは、眠らない街だし、楽し過ぎる！





ごっちゃんは今頃、スケベな夢見て、いびきかいて爆睡しているだろうな？実にもったいない。貴重な半日を酔い潰れて、無駄にしてしまうとは・・・・





まだ12時前だ。テーメーは、これから、盛り上がる時間帯だ。





今宵もあちらこちらでＬＯＶＥゲームが繰り広げられているであろうテーメーへと向かって行った・・・・・






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テーメー店内に入る俺達。



カウンターでドリンクをオーダーして、俺と西君とトッシュで1列に並んで、テーメーパトロールを開始。



トッシュ：いいねぇ～。やって来ましたよ。最後の砦はここだよね。

西君：トッシュ、あの子いいじゃんかよ？あははははあ

トッシュ：馬鹿ヤロ～！失礼だなぁ～！俺はゲテモノ食いでは無い！

俺：いっぱい、いるから品定めして下さいね。

西君：マッシュ、あの子、いいじゃん。

俺：やっぱりね。あの子がソムだよ。

西君：キャバ系でイケイケでいいね。黒のタイトミニがいいね。ヘアスタイルもタイプ。

俺：話してみる？

西君：まあ、とりあえず、一周しようよ。

トッシュ：どうだね。うひょ～、今宵もイープンだらけ。ここバンコクじゃぁ、ねぇ～よな。

俺：全くだ。





テーメ店内は、大盛況で、女と男が入り混じっている。イープン率は90％ってトコかな。エロ侍達があちらこちらで楽しげに立ち話していたり、テーブル席に陣取って、交渉している。楽しい風景だ。







店内を1周したところでＳ字のスロープを描いているテーブル席に俺達は陣取った。目の前はファランが泥酔して大笑いしている。俺達はドリンク片手にテーブルに肘をついて、目の前にずらりと立ち並んでいる子達を眺める。





トッシュ：マッシュ、そう言えば、いつだか俺がペイバーした女の子はいないな。

俺：そうだな。ここ3日、テーメーには立ちよったが、いなかったぜ。まあ、ここが本職ではないからな。

トッシュ：残念だなぁ～。でも、いっぱい新入りもいるから、でへへへへへ。たまんね～よな。ここ。

西君：トッシュ、とっとと決めちまえよ。

トッシュ：まあ、待て。じっくりと品定めするからよ。では、、もう一度、ちょっと徘徊して見るかな。





トッシュは一人、女の子一人一人に接近しては、親しく会話を楽しんでいる。さて、今宵はどんな子を選ぶのかな？トッシュの好みは、今でも理解し難いものがあり、本当に俺達を楽しませてくれる。






そこへ、いつの間にかソム姉が俺の腕をつついてくる。





ソム：友達連れてきたね。この人は初めて。宜しくね。

西君：この子がソムね。

ソム：そうだよ。名前は？

西君：西でいいよ。

ソム：西ね。かっこいいサングラスしているね。ブランド何？

西君：ブルガリ。

ソム：わお！金持ちィ！！！

俺：西君は、俺達の中で一番、成功している大金持ちだ。

西君：マッシュ、確かにソム、かわいいね。てか、キャバ系だな。

ソム：可愛いのは、あったりめぇ～じゃん。あはははは。

西君：日本語上手いね。どこで勉強したの？

ソム：ベッドでね。






軽い挨拶程度にして、ソムは離れて、いつものメンバーとつるんで、イープン達と楽しく商談しているようだ。まあ、あのメンバーじゃあ、日本人は話しかけるよな。スタイルはモデル系だからね。








ここへトッシュが戻ってくる。








西君：どうよ。誰か可愛い子いたか？

トッシュ：今日は、いいや。眠たたくなった。

俺：いいのかい？今日の出来高ゼロだけど？

トッシュ：明日があるさ。

俺：そんじゃぁ、今日はこの辺で、ズラかりますかな？

西君：そうだな。






テーブルにグラスを放置して、入口に向かっていく。俺達は1時間もしないうちにテーメを後にした。







外に出て、3人で煙草を一服する。飛行機疲れもあるようで、あくびをしているトッシュ。





西君：なんか腹へんない？

俺：何か食う？近くにレストランあるけど？ビールもあるよ。

西君：ちょっと寄ってこうよ。

俺：いいよ。じゃあ、行こうか？







『どこ行くの～？ごはん一緒に食べようよ？』屋台でごはん食べているおねぇちゃんに声をあちこち掛けられるが、『美味しいかい？またね～』と軽くご挨拶して、レストランへと向かう俺達。





ごっちゃんは今日、酒飲み過ぎて、くたばったけど、明日は楽しくなりそうだ。さてと。初バンコクはどうなる事やら・・・・・・。








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トン！トン！『失礼しま～す♪』




ボケてはいるが、かすかに眼が覚めた。俺は目を擦りながら、聞き覚えのある声を耳にする。



『まさか！』



トッシュとごっちゃんが俺の部屋に入っている。



ごっちゃん：『バンコク来ちゃいました～！！！おはよう！マッシュ』

俺：『マジ、ごっっちゃんだよ。夢かと思ったよ。まさか、あの行動力に欠けるごっちゃんが、目の前にいるとは！』





確かに、俺は夢を見えているかと錯覚した。何せ、ごっちゃんは、土産話だけで満足するだけで、バンコク遊びを誘っても行動しないし、パスポートも取得する気配も無い。


『やっぱ、俺見たいなチキンは日本で充分なんだよね』
『やっぱ、俺はいいよ～君らで楽しんで行きなよ？』




な～んて、言い続けて、かれこれ5年は経過しているだろう。何時でもバンコクへ行ける体制を保ちながら、実にもったいない限りである。ごっちゃんは大人の遊びを知らないのだ。というより、仕事熱心の余り、時に羽を伸ばす機会すら忘れているのだ。





そんなごっちゃんが一大決心して、バンコクに今回、登場した訳だ。理由は単純明快に『やっぱ、一度は遊ばないとね～』であったが、なぜ、その発言が今まで出てこなかったのかが不思議である。




まあ、ともかくして



俺ら4人は、こうしてラマ4通りのカルフール近くにある日本人ゲストハウス『民宿・日の出』で再会する事となった。










ごっちゃん：マッシュ、ごめんね。昨日はさ、なんか飲み過ぎちゃって、そのまま寝ちゃったよ。

俺：まあ、今日、その分遊べばいいさ。

ごっちゃん：少ない期間ですが、色々と魅惑の遊び方を教えて頂けますよう、どうぞ宜しくお願いします。

俺：なんだよ。ごっちゃん。腰が低過ぎるんだよ。もっと、フランクに行こうぜ♪

ごっちゃん：マッシュ、腹減ってない？俺、腹減っちゃったよ。朝6時に起きて、ビール1本飲んでから、何も食べてないんだよ。

トッシュ：ごっちゃんがさぁ～。『ライター貸してくれ』って、朝6時に叩き起されたよ～。

ごっちゃん：早寝、早起きは重要だよ。健康的だしね。

トッシュ：ごっちゃん、ここはバンコクだぜ。早寝、早起きは必要ない。わかるかい？

ごっちゃん：そうだよね。よ・よ・夜遊びしないとね。アハハハハ！





ごっちゃんは酒飲んでも、早起きで、しかも大の酒好き。アルコール中毒では決してない。特に休日の場合は、朝起きて、一杯、歯を磨く前に一杯という感じで、飲むペースが実に速い。ごっちゃんの場合、のどの渇きを潤す最適な飲み物は、ミネラスヴォーターとか、スポーツドリンクではなく、ビールなのだ。






俺：よっしゃ！ごっちゃんも来た事だし、今日は楽しいぞ！飯でも行きますかな？






西君の部屋に行って、みんなで揃ってカルフールのフードコートで朝食だ。4人テーブルに座って、学生時代の学食を思い出させる風景だ。俺の朝食はコレ↓







バーミーヘムとカレー風味のチキンライス。フードコートのメニューとは言え、美味しい。特にこのカレー風味のチキンライスは、何回食っても飽きない。全部合わせて70バーツなり。




ごっちゃん：いやあ、タイ飯って上手いね。この混ぜ混ぜごはんなんか、最高♪うん、うん、上手い。

トッシュ：これ少し食ってみん？上手からさ。

ごっちゃん：うん。すげぇ～上手い。マッシュ、あのさ～、ごはんも美味しいけど、お・お・女の子の方がもっと美味しいんでしょ？

俺：ペロペロ♪

ごっちゃん：わははあはは。出ました！マッシュ得意のペロペロ！久しぶりにそのペロペロ音を聞きましたよ♪







旨い飯を食べながら、昨日の出来事や、俺の聖戦した美女達とのエピソード、ゴーゴーバーやテーメー、タニヤの事を丁寧にごっちゃんに説明した。話を聞いて、一気にテンションが上がり、スパークするごっちゃん。





ごっちゃん：早くアムステルダム行きたいな。もう行こうよ？

俺：ごっちゃん、まだ早い。午後16時に行こう。

トッシュ：まず、目馴らしにナタリー行こうよ？

西君：そうだな。まずは日本人御用立のナタリーに行ってから、アムだな。

ごっちゃん：何か、興奮してきました。うへへへえへへえへへ♪

俺：ペロペロ♪

ごっちゃん：ペロペロペロペロ♪ガ～ッペ！！！！！

俺：あははははっは。それは違うよ。

ごっちゃん：すみません。すみません。失礼しました。






しかしこのごっちゃんの発した『ガーッペッ！』は、後に大きく影響してくるとは、この時は、まだ、ごっちゃんは、想像だにしていなかったのである。





詳細はごっちゃんの事件簿でお楽しみに。今回のキーマンは、紛れも無く、ごっちゃんです。






朝飯を食べて、時間があるので、俺達はタイマッサージ屋に行った。ごっちゃんもタイに来たら、このタイマッサージを受けてみたかったので、エンポリアムまでタクシーで4人向かった。






そんな訳で、エロく、楽しく、素晴らしく、最高な男4人の修学旅行が始まった・・・・・








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